Open Directory を立ち上げるのは非常に簡単である。 例えば、インストールするとき標準構成とかを選べば、勝手に OpenDirectory のマスターが出来上がるし、それ以外の構成でもGUIのツールを使い、LDAPの基本DNやKerberosのrealm名を指定して数クリックで完了する。
これだけで、LDAPサーバとKerberosサーバ群が直に使える状態になるのは、なんというか、、、楽だ。
CentOS5/Fedora7 の認証
authconfig を使えば、簡単にできる。同様なGUIの管理ツールauthconfig-gtk があるのでこっちを使ってよいかも。
- ユーザ情報には、LDAPサポートを有効にして、LDAPの設定情報に OpenDirectory の検索ベースとIPアドレスを指定する。
- 認証には、Kerberosサポートを有効にして、Realm /KDC/管理サーバに、OpenDirectoryのKerberos領域とIPアドレスとポート番号(KDCは88/管理サーバ749)を指定する。
上記に設定で書き換わるのは、次のファイル群なので面倒な問題が起きた場合これらのファイルを眺めればいい。
- /etc/nsswitch.conf
- /etc/krb5.conf
- /etc/pam.d/system-auth
- /etc/ldap.conf
大体、RedHat7くらいから同様な設定で行けたみたいだ。。。知らんかった。。。(RedHat6.2とかだともう一捻りが必要だ、、、多分知らんでもいいと思う。)
2つ問題点
Open Directory から提供されるうち基本的な部類の情報に プラットホーム依存なものがある。
- ログインシェル
- ホームディレクトリ
どのプラットホームに共通してあるシェルは、/bin/sh と /bin/csh くらいだが、bash がなければ別途パッケージをいれ、/bin/bash にシンボリックリンクを張れば、/bin/bash を指定できるので、大した問題では無い。
残るのは、ホームディレクトリをどうするねん。。。 ネットワークファイルシステムはどれにするとか、 オートマウントを使うか使わないかとか、、、それはプラットホーム依存ばりばりなんだなぁ。。。
で、Leopard で実装された autofs がLDAPからマップ情報をとれるので、これは面白いことになってきたって話。。。。(続く)
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