最初に購入したComputerは、かのツタンカーメンCMで有名なX68000無印でした。付属のグラデウスを1周もできずにズルしてクリアーしたのもよい思い出です。先日、実家に預けてある荷物の整理をしたところ、X68000で使っていた5inchフロッピーディスクが大量に出てきました。X68000本体は既に起動しなくなり(たぶんコンデンサの液漏れ)、処遇に困るフロッピーだけが残されてしまいました。
ダメもとで、X68000の実機を使わずに読み込む方法を探ってみると。。。
5inchフロッピーなんぞ製造中止になっており、ドライブもそう易々と入手は難しいかと思っていたら、よくよく調べるとバルク扱いだが新品ドライブFD-55GFR-7393がTEACの自販サイトから入手可能で、たぶんショップでも同じ型番のものが出回っていると思います。また、X68000で使われているFDDは同じ型番のFD-55GFRなので由緒正しいものなのでしょう。
次は接続ケーブル。普通3.5inchFDDと繋ぐ接続ケーブルとは異なり、コネクタ部分がカードエッジ型のものが必要。これはまだサンワサプライ等で製造されており、型番KB-FL341Kを指定して普通のショップで購入が可能です。
ついでに、5inchFDD用のクリーナもまだ製造されているらしく入手は可能。
これらの3点セットが揃ったところで、BIOS設定さえすれば普通のIBM PC-AT用の5inch 2HC はサクサク読めるようになる。しかし、X68000用のフロッピーとはディスク形式が異なるので読めません。基本的に、PC98用のフロッピーとディスク形式と同じなので、まずはPC98のMS-DOS用のフロッピーを読めるようにしなければならない。ここで運が良く1枚だけ書籍付録のフロッピーで、この形式のフロッピーがあったのでこれで検証。。。どうする?
実のところ、Windows95系列ではユーザが用意したドライバがVectorで公開されているので、こいつを使うと、PC-9800のMS-DOS用のフロッピーは読めるようになるらしい。が、Windows95系は用意するのが面倒で、できればWindows2000で使いたい。。。気がする。
まぁ色々調べると、とあるFDC/FDD用のNT用(2000用も用意されているがそれは避けるべし)のフロッピードライバFLOPPY.SYSを組み込めば、PC98のMS-DOS用のディスクが読めるようになる。
しかし、Human68kのFATはMS-DOSから拡張されたFATなのでWindowsは読んではくれない。。。
押しても駄目なら引いてみなー、の考えに従って、 Linux上でフロッピーのディスクイメージをファイルに書き出し、Windows上のX68kのエミュレータで読むようにしてみよう。プロテクトが掛かってるものはエミュレータでも動かないが、用は足りる。
Linux でも普通何もしないと、X68k/PC98用のフロッピーは呼んではくれない。ただし、3-mode フロッピーを読めるようにするパッチは存在している。だたし、Linux 2.2/2.4用らしい。ただし、5inchのフロッピーであれば、setfdprmでパラメータを指定すると素でも読めるらしい。これは、耳寄りな情報。
暫し、熟考の結果。次のようにすれば良いらしい。
- fdutilsパッケージをインストール
- /etc/fdprm に次の1行を追加
1232/1232 2464 16 2 77 0 0x35 0x08 0xDF 0x74
- フロッピーを挿入後に、次のコマンドを実行
setfdprm /dev/fd0 -p 1232/1232
- ddなりcatなりで読み込む
で、大量にあったフロッピーには何があったかは、、、、青春だなぁ。
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