当ブログは全く今時の話題を書かない「端っこブログ」なのだが、iPhone SDK ベータを取り上げたい。
iPhone SDK は、Mac OSX 10.5.2 以降の Intel-Mac 上で動く。
はて、PowerPC 上では動か無いのかぁ。
Apple めぇ。
普通にインストールすると、iPhone 関連のパッケージはインストールされない。 なので、以下のパケージを手動で追加する。 Xcode3.1があるディレクトリを指定する必要がある。
- AspenDocumentation.pkg
- AspenHostSideTools.pkg
- AspenSDKHeadersAndLibs.pkg
- AspenSimulatorPlatform.pkg
- AspenSystemComponents.pkg
- DeveloperDiskImage.pkg
と、適当にプロジェクトを作ってビルドするとPPCベースのバイナリが普通にできるようである。
シミュレーション用の互換ライブラリ群にはちゃんと PPC 用のコードも含まれている。
$ cd /Developer/Platforms/AspenSimulator.platform
$ cd ./Developer/SDKs/AspenSimulator1.2.sdk
$ cd ./System/Library/Frameworks/UIKit.framework
$ file UIKit
UIKit: Mach-O universal binary with 2 architectures
UIKit (for architecture ppc7400): Mach-O dynamically linked shared library ppc
UIKit (for architecture i386): Mach-O dynamically linked shared library i386
なんだろう?正式版では PowerPC でもサポートされるのだろうか?それとも削除されるのだろうか?
なんかまた端っこの話題でしたね。
追記(2008/07/22)
iPhone SDK の最終版が公開されていので、同様に試した。含まれているパッケージ名は Aspen ⇒ iPhone に変更になっているだけで、シミュレーション用の互換ライブラリも ppc 用も含まれている。
大きな違いは!!
Xcode のGUIから下記エラーが出て構築できなかった。。。
No architectures to compile for (ARCHS=ppc, VALID_ARCHS=i386).
どうも、GUIからは VALID_ARCHSが固定値になってるようである。実際、適当な設定をして xcodebuild コマンドをターミナルから直打ちすれば構築はでき、シミュレータでの動作確認ぐらいはできるようである。
Appleは、本格的に PowerPC 上での開発を縮小する意思表示なんだろうなぁ。。。
本当に残念だ。。。。Mac Pro への買い替え時なのかぁ!?
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